EC物流センターってなに?わかりやすく説明します

CONTENTS
・そもそも物流センターって?
・どんな仕事をしてくれるの?
・EC物流センターのメリットとは?
・どんなEC事業者に向いてるの?
・どんなメリットがあるの?
・どう選べばいいの?
・まとめ:EC物流センターは“ネットショップの縁の下の力もち”
・神谷商店が提供する、安心・柔軟・高品質なEC物流センターサービス
◾️そもそも物流センターって?
物流センターは、メーカーや仕入れ先から届く大量の商品を「ひとまず預かり、必要なときに正しい数量を出荷する“中継地点”」です。
スーパーマーケットの裏側や大手通販会社の出荷拠点を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。店舗やお客様へ届ける前に商品をまとめて置き、注文が入ったらピッキングして箱に詰め、配送業者へ渡します。要は「商品をストックし、正しいタイミングで送り出す」ことが物流センターの役割です。
♦︎EC物流センターってどんなところ?
ネット通販(EC)では、1件1個の注文や、同じ日に何十件も入る注文など動きが細かく速いのが特徴です。
普通の物流センターよりも「スピード・正確さ・小ロット対応」が求められるため、EC物流センターには次のような専用の仕組みが整っています。
ポイント | しくみ | うれしい効果 |
注文データが自動で入る | ネットショップとシステム連携し、注文が入ると即座に倉庫へ通知 | 手入力が不要になり、入力ミスが大幅に減る |
小さな注文にも強い | 1件1点でも、複数点でもバーコードやライト表示で正確にピック | 出荷ミスが少なく、作業スピードが速い |
当日〜翌日発送 | 梱包資材選びと送り状発行を自動化し、締め切り時間までに迅速出荷 | 早く届くのでお客様の満足度が上がる |
ネット通販では“少量多品種”の注文が日々発生するため、このような仕組みが欠かせません。
♦︎倉庫とのちがいは?
ふつうの倉庫は「商品を長期間保管する場所」ですが、EC物流センターは注文受付から梱包・発送、さらには返品対応までを担うワンストップ拠点です。
比較項目 | 一般的な倉庫 | EC物流センター |
商品の管理 | 長期保管がメイン | すぐ出荷できる短期保管が中心 |
出荷先 | 小売店・工場など法人 | ネットで買った個人のお客様 |
サービス範囲 | 保管と仕分けが中心 | 梱包・同梱チラシ・ギフト包装・返品処理まで対応 |
システム連携 | 手作業やエクセル管理が多い | ネットショップとAPI連携して在庫と受注をリアルタイム同期 |
このように、EC物流センターはただの倉庫ではなく、ネットショップの裏側を支える“縁の下の力もち”です。
お店とお客様をミスなくスムーズにつなげることで、ショップ運営者は商品の企画やマーケティングに集中できるようになります。
◾️どんな仕事をしてくれるの?

ネットショップで「注文ボタン」が押されたあと、商品が届くまでの裏側では,実はたくさんの工程が動いています。
EC物流センターはそのすべてをまとめて請け負ってくれる “発送のプロ集団”。
ここでは、どんな仕事をしているのかを順を追って紹介します。
1. 注文前──商品が届いたらまずやること
仕入れ先やメーカーから商品が届くと、センターのスタッフは数やキズを確認し、バーコードを読み取ってシステムに登録します。
この「入庫」と「検品」をきっちりやることで、在庫ズレやクレームの芽を早い段階でつぶせるんですね。
2. 注文が入ったら──取り出しから梱包まで
注文データはネットショップと連携しているので、自動で倉庫システムに届きます。
スタッフはハンディ端末を見ながら棚へ向かい、正しい商品をピッキング。
そのままサイズに合った箱に詰め、緩衝材で保護し、送り状をプリンターで発行して貼り付けます。
ここまでがワンストップ。スピードが命です。
3. 出荷のあと──返品や同梱もおまかせ
希望があればチラシやクーポンを一緒に入れたり、ギフト包装や熨斗(のし)にも対応。
万が一の返品はセンターが受け取り、再販できるかを判断して在庫へ戻します。
♦︎仕事の流れ
仕事内容 | 具体的に何をする? | ポイント |
入庫 | 商品を受け取って数量・外装をチェックし、システム登録 | 最初に間違いを防いで在庫ズレを回避 |
検品 | キズ・汚れ・型番違いを確認、バーコードで照合 | 不良品を早めに見つけてクレーム減 |
保管 | サイズ・温度に合う棚やパレットへ収納、ロケーションを管理 | 「どこに何があるか」がすぐ分かる |
ピッキング | 注文内容に合わせて商品を取り出す | ハンディ端末で取り間違いを防止 |
梱包 | 最適な箱や袋を選び、緩衝材で保護 | 資材コストを抑えつつ破損リスク減 |
伝票発行 | 送り状を自動印刷して貼付け | 手書き不要でスピーディー |
同梱対応 | チラシ・クーポン・ノベルティを封入 | リピートや満足度アップに効果的 |
発送 | 宅配便・メール便・クール便などで出荷 | 当日〜翌日発送で早く届く |
返品対応 | 返送品を受け取り、再販可否を判断 | 良品は再在庫、ムダを減らす |
EC物流センターは「預かる・出す・戻す」のすべてをプロの手で行うため、
ショップ運営者は出荷の手間やミスの心配から解放されます。
空いた時間と労力を、商品の企画やマーケティングなど“売ること”に集中できる、これが最大のメリットです。
◾️EC物流センターのメリットとは?

ネットショップを運営していると、商品が売れるのは嬉しいけれど、出荷や在庫管理の手間に追われてしまう…という悩みは多いですよね。
そんなときに頼れる存在が EC物流センター です。
では、どんな「良さ」や「助かるポイント」があるのでしょうか?順番に見ていきましょう。
1. 出荷作業の負担がグンと減る
まず一番のメリットは、自分たちで発送業務をする必要がなくなることです。
注文が入るたびに商品をピッキングして、梱包して、伝票を貼って、配送会社に渡す、これらすべてをセンターに任せることで、本来やるべき「商品企画」「サイト運営」「お客様対応」に集中できます。
特に注文が急に増えるセール期間やキャンペーン中でも、EC物流センターなら安定して対応してくれるので、作業がパンクする心配もありません。
2. ミスが減ってお客様からの信頼がアップ
EC物流センターでは、バーコードやシステムを使った正確なピッキングと検品が行われます。
スタッフが手作業で伝票を書いたり、商品を間違えたりすることが少ないため、「違う商品が届いた」「届くのが遅い」などのクレームが減り、リピート率の向上にもつながります。
また、丁寧な梱包や販促物の同梱によって、お客様に「きちんとしたお店」という印象を与えることもできます。
3. コストの見える化と最適化
倉庫を借りたり、人を雇ったりすると、固定費がかかりますが、EC物流センターは使った分だけ料金が発生する「従量課金制」が多く、無駄なコストを抑えられます。
「出荷数が少ない月は料金も少なく済む」「スペースを余分に借りなくていい」など、運営の負担を軽くする仕組みが整っています。
また、自社でやるよりも物流のプロが効率的に動いてくれるので、人件費や資材費の削減にも効果的です。
♦︎メリットまとめ表
メリット | 内容 | 効果 |
出荷作業の手間を削減 | 梱包・伝票・出荷などを丸ごと外注 | 本業に集中できる/人件費削減 |
ミスが少なくなる | WMSやバーコードによる検品 | クレーム減・信頼アップ |
配送が早くて正確 | 注文後すぐに処理、最短で当日発送 | 顧客満足度の向上 |
費用の無駄がない | 月額固定ではなく従量制が多い | 出荷量に応じて柔軟にコスト調整可能 |
ブランドイメージ強化 | 丁寧な梱包や同梱サービス | 初回購入者の印象アップ/リピート促進 |
EC物流センターの最大の魅力は、“売る人”が売ることに集中できる環境をつくってくれることです。
面倒な出荷作業や在庫管理をまかせられれば、事業のスピードも質もぐんと上がります。
今後ネットショップを拡大していきたい方にとって、EC物流センターはまさに「一緒に成長してくれる頼れるパートナー」と言える存在です。
◾️どんなEC事業者に向いてるの?

EC物流センターは、すべてのネットショップに必要というわけではありません。
でも、「もっと効率よく運営したい」「出荷ミスをなくしたい」「時間に追われていて困っている」という方にとっては、とても頼れる存在です。
ここでは、EC物流センターの利用がとくにおすすめなケースを紹介します。
1. 注文数が月間300件を超えてきた
最初は自宅や事務所で対応できていても、注文数が増えると作業が追いつかなくなります。とくに月間300件を超えるようになると、商品管理・梱包・発送が本業の時間を圧迫してしまうことが多いです。
そんなとき、EC物流センターに切り替えれば、毎日のルーティンを自動化できて、他の仕事に集中できるようになります。
2. 商品の種類(SKU)が多い
アパレル、雑貨、コスメなど、色やサイズ違いが多い商材を扱っていると、在庫管理やピッキングでミスが起きやすくなります。
EC物流センターでは、バーコード管理や棚番ごとの保管を行っているため、SKUが多くても正確に出荷できる環境が整っています。
3. 成長を見越して、早めに体制を整えたい
「まだ月100件だけど、半年後には2倍に増やしたい!」という事業者さんにもEC物流センターはおすすめです。
最初からプロの仕組みを導入しておけば、成長期にバタつかずスムーズに売上を伸ばせます。倉庫移転やスタッフ追加などの手間もかからず、事業のスケーラビリティが確保できます。
♦︎どんなショップに向いてる?簡単チェック表
状況 | 説明 | EC物流センターが向いている理由 |
月間出荷数が増えてきた | 1日10件以上の出荷がある | 毎日の作業負担を外注で解消 |
商品の種類が多い | 色・サイズ・セット商品などバリエーション豊富 | SKUごとの在庫管理をシステム化 |
少人数で運営している | 1~2人で運営している | 出荷にかかる時間を他の業務にまわせる |
今後の成長を見越したい | 新商品を増やして事業拡大したい | 拡張性のある仕組みを先に整備できる |
顧客対応を強化したい | 問い合わせやレビュー対応に集中したい | 物流を任せて本業に注力できる |
「まだ自分の規模では早いかも?」と悩む方もいるかもしれませんが、“作業がつらくなってから”ではなく、“ラクに成長できるように”備えるのがコツです。
EC物流センターは、ただの外注ではなく、「あなたのネットショップをもっと強く、スムーズに動かす仕組みのひとつ」です。
事業の未来を見据えて、タイミングを見て取り入れてみるのも、ひとつの選択肢です。
◾️どう選べばいいの?

「EC物流センターにお願いしてみようかな」と思っても、実際に選ぶとなると「どこが良いの?」「何を基準にすればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、失敗しないEC物流センターの選び方を、わかりやすくご紹介します。
1. 取扱い商品に対応しているか
まず確認したいのは、自社の商品がその物流センターで問題なく取り扱えるかどうかです。
たとえば「アパレル」や「食品」「雑貨」など、商品ジャンルによって保管方法や梱包の仕方は大きく異なります。
たとえば、冷蔵・冷凍対応が必要な食品を扱っているのに、常温倉庫しかなかった…という失敗例も。
逆に、アパレルなど軽くて大量の商品なら、ピッキング効率や梱包の柔軟さが重視されます。
2. 連携できるECシステムがあるか
多くの物流センターでは、受注や在庫の情報を自動でやりとりする「WMS(倉庫管理システム)」を使っています。
自社のネットショップと自動で連携できるかどうかは、日々の運用効率に大きく関わります。
たとえば、ShopifyやBASE、楽天、Amazonなど、自社が使っているカート・モールと連携できるか確認しておきましょう。
3. 出荷スピードと柔軟性
出荷スピードは、顧客満足に直結する大事なポイントです。
当日出荷に対応しているか、締め時間はいつか、急ぎの注文にも対応できるかなどを見ておくと安心です。
また、「この商品だけノベルティを入れたい」「この期間だけ特別な封入をしたい」といった要望にどこまで応えてくれるかも重要な比較軸になります。
♦︎比較ポイントまとめ(チェック表)
比較項目 | 確認すべき内容 | 理由 |
商品の取り扱い | 自社商品に対応しているか(温度・形状など) | 商品破損やトラブルを防ぐ |
システム連携 | ECサイト・モールと自動連携できるか | 作業効率UP・ミス削減 |
出荷スピード | 当日出荷、締切時間、土日対応など | 顧客満足に直結 |
柔軟な対応力 | 封入物、ギフト対応、キャンペーン対応 | 特別な運用も任せられる |
コスト構成 | 保管料、出荷手数料、初期費用などが明確か | 予算にあった運用が可能 |
EC物流センターは“倉庫”というより、“お客様との信頼を支えるパートナー”です。
ただ安さや規模だけで選ぶのではなく、「自社の商品に合うか」「長く一緒に成長できそうか」という視点で見ていくことが、後悔しない選び方につながります。
また、いくつかの候補で迷ったときは、実際に問い合わせて話をしてみるのが一番です。
説明のわかりやすさ、対応の早さ、こちらの悩みへの寄り添い方などを見れば、「ここに任せても大丈夫そうか」がだんだん見えてくるはずですよ。
まとめ:EC物流センターは“ネットショップの縁の下の力もち”

ネットショップの運営では「商品を売ること」に注目が集まりがちですが、その裏側でどれだけスムーズに商品を届けられるかが、お客様の満足度やリピート率を大きく左右します。
その重要な役割を担うのが「EC物流センター」です。
これまで見てきたように、EC物流センターは単なる“倉庫”ではありません。受注から出荷、返品対応や販促物の同梱まで、ショップ運営を裏から支える“フルフィルメントの現場”なのです。
とくに、ネット通販では1件1件の注文内容がバラバラで、スピードも求められるため、人の手だけではミスや遅延が起きやすいという現実があります。
その課題を解決してくれるのが、自動連携された受注処理、小ロット多品種への対応力、当日〜翌日出荷のスピードなどを備えたEC物流センターの仕組みです。
また、センター選びにおいても「商品との相性」や「システムの使いやすさ」「急な依頼への柔軟さ」など、ポイントを押さえて比較することで、長く安心して任せられるパートナーと出会えるはずです。
ネットショップにおいて、「売る」ことと同じくらい大切なのが「届ける」こと。
そして、その“届ける”を支えているのが、EC物流センターです。
これからネットショップを始める方も、今の運用を見直したい方も、この記事をきっかけに「物流」の視点でショップの成長を考えてみてください。
EC物流センターは、まさに“縁の下の力もち”。 あなたのビジネスの可能性をもっと広げてくれる、心強い味方になってくれるはずです。
神谷商店が提供する、安心・柔軟・高品質なEC物流センターサービス

神谷商店では、ネットショップ運営に欠かせない「出荷」「在庫管理」「返品処理」などの物流業務を、一気通貫で丁寧にサポートします。
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